
情報発信を始めたい。習慣化したい。そう意気込んではみたものの、いざ画面に向かうと「今現在、手元に発信したい内容が何もない」と手が止まってしまうことはありませんか?
これは決してあなただけではありません。情報発信を志す多くの人が最初にぶつかる壁です。
手元に発信する内容がないのであれば、ゼロから無理にひねり出す必要はありません。自分の中に何もない時は、まず外から良質な情報を「インプット」し、それを自分というフィルターを通して「アウトプット」に変換すればよいのです。
そして、手軽かつ最も身近なインプットの代表格といえば、多くの方が日常的に行っている「読書」でしょう。趣味として本を楽しむ方はもちろん、仕事の知識をアップデートするためにも、書籍からインプットを得る機会は多いはずです。
しかし、ここで多くの人が罠に陥ります。「本からのインプットを発信につなげよう」と考えた途端、「本を一冊丸ごと読んで、その要約や全体的な書評をまとめなければならない」という無意識の重い義務感を抱いてしまうのです。このプレッシャーこそが、発信のハードルを極端に上げてしまう最大の原因と言えます。
そこで今回は、一冊を語らなければという重い義務感を捨て去り、肩の力を抜いて実践できる「つまみ食い読書」と「AIとの壁打ち」を掛け合わせた、全く新しい情報発信の6ステップをご紹介します。
ステップ1:つまみ食い(直感で拾い上げる)
まずは、本を一冊読破しなければという固定観念を捨てましょう。読むのは、自分が一番おいしいと感じた箇所だけで構いません。
本をパラパラとめくっていて、ふと目に留まった一行。あるいは、自分の今の仕事や悩みに刺さった特定の数ページ。そこにとことんこだわり抜くのです。本全体の要約は誰にでも(それこそAIにも)書けますが、特定の数行に対するあなたの独自の視点や感情は、他の誰にも書けない唯一無二のコンテンツの種になります。
ステップ2:丸投げ(AIへ直感をぶつける)
おいしいと感じた箇所を見つけたら、自分でゼロから文章を構成しようとウンウン唸る必要はありません。その素材と、その時に感じた生の感情を、そのままAIに丸投げしてください。
「今日読んだ本のこのフレーズがすごく引っかかったんだけど、どうしてだろう?」 「この数ページの内容、うちの業界の状況にそっくりなんだけど、うまく言語化できない」
こんな風に、まとまっていない思考の断片をそのままチャット欄に打ち込むだけで、次のプロセスが動き出します。
ステップ3:壁打ち(対話で思考を深める)
ここからが、AIを優秀な壁打ち相手として活用する醍醐味です。丸投げされた素材に対し、AIはインタビュアーとしてあなたに質問を返してきます。
「そのフレーズは、最近のお仕事のどんな場面を連想させましたか?」 「その業界の状況とは、具体的にどのような課題ですか?」
こうした問いかけに答えていくうちに、自然とあなた自身の思考が整理されていきます。さらに、「あえて批判的な視点から反論してみて」とAIに指示を出せば、自分一人では思いつかない多角的な視点を取り入れることも可能です。この議論の過程で、あなたの職業経験や個人的な感情がコンテンツに混ざり込んでいきます。
ステップ4:まとめ依頼(記事のベースを作らせる)
AIとの対話を通じて議論が深まり、様々な視点が出揃ったところで、AIに編集者としての役割を任せます。
「ここまでの対話をもとに、ブログ用の記事ベースを構成して」と指示を出すだけです。AIは新しい情報を作り出すのではなく、あなたが対話の中で紡ぎ出した言葉の破片を論理的に組み立て直し、読みやすい構成に整理してくれます。思考と感情の提供はあなたが担い、論理的構築と文章化はAIに任せるという、非常に合理的な役割分担です。
ステップ5:最終調整・公開(自分らしさを加える)
AIがまとめ上げた下書きが出来上がったら、最後はあなた自身の目で確認し、微調整を行います。
AIが作った構成や論理展開をベースにしながら、語尾のニュアンスを普段の自分の話し言葉に近づけたり、少し硬すぎる表現を柔らかくしたりして、あなたらしさを吹き込みます。ゼロから書くのに比べれば、この作業の負担は驚くほど軽いはずです。整ったら、いよいよ記事として公開します。
ステップ6:SNSでのシェア・誘導(波止場に橋を架ける)
記事をブログなどで公開して終わりではありません。現在のインターネットの海では、ただ公開しただけでは誰の目にも留まらずに沈んでしまいます。自らSNSという波止場に立ち、自分の記事への橋を架ける必要があります。
このステップも、AIの力を借りましょう。記事をまとめた直後のAIに、「この記事をSNSで共有して、読みに来てもらうための魅力的な紹介文を3パターン作って」と指示します。少数でもいいので、その情報を本当に必要としている人に届けるための動線を、AIと一緒に作り上げるのです。
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